Red Hat Advanced Developer Suite
概要
Red Hat® Advanced Developer Suite は、プラットフォーム・エンジニアリング・チームを拡張するものとして機能し、組織向けのガイドラインを提供します。これにより、開発者は生産性を高め、ハイブリッドおよびマルチクラウド環境におけるソフトウェア・サプライチェーンのリスクが軽減されます。このスイートは、統合された内部開発者向けプラットフォーム (IDP)、信頼できるソフトウェア・サプライチェーン (SSC) 機能、プラットフォーム・アプリケーション機能、そして、オンボーディング、開発、モダナイゼーションを単純化する最適化されたツールを提供します。
開発者の生産性向上とリスクの低減
プラットフォームチームの強化、開発者の作業の迅速化
Advanced Developer Suite は、Red Hat Developer Hub を通じて、厳選されたセルフサービスの開発エクスペリエンスを提供します。これにより、迅速なオンボーディングとチーム間で一貫したワークフローが可能になります。開発者は Red Hat Dev Spaces や Podman Desktop などのツールを使用してローカルでもクラウド環境でもコーディングを行うことができ、事前構成済みの安全な環境のメリットを享受できます。
セキュアな開発ライフサイクル (SDLC) 全体に組み込まれたセキュリティ
Advanced Developer Suite は、Red Hat Trusted Profile Analyzer と Trusted Artifact Signer による暗号化署名、ポリシーベースのコンプライアンス、アーティファクトの出所追跡により、ソフトウェア・サプライチェーンのセキュリティを強化します。チームはリアルタイムでリスクを可視化し、コードからデプロイメントに至るまで、自動化されたセキュリティスキャンを行うことができます。
モダナイゼーションの単純化とアジリティの向上
Advanced Developer Suite にはアプリケーション移行ツールキットが含まれています。これを活用することで、中断を最小限に抑えてモダナイゼーションに取り組むことができます。CI/CD パイプラインの統合とルートレスコンテナ開発により、クラウドネイティブな変革がサポートされ、環境ドリフトと運用上の摩擦が軽減されます。
OpenShift との統合
Advanced Developer Suite は、安全で効率的なアプリケーション開発をサポートするツールによって Red Hat OpenShift® を補完します。レガシー・アプリケーションのオンボーディングでも AI 対応ソリューションのデプロイでも、Advanced Developer Suite は OpenShift の機能を SDLC の早期へと拡張します。
表 1. ADS の主要コンポーネント
オンボーディングを最大 50% スピードアップ
Red Hat Developer Hub と Dev Spaces により、事前構成済みの環境とセルフサービスのオンボーディングを通じてセットアップ時間を短縮できるため、開発者は数分で使い始めることができます。
組み込みのソフトウェア・サプライチェーン・セキュリティ
Advanced Developer Suite は、自動化されたアーティファクト署名、出所追跡、ポリシーベースのコンプライアンス順守を提供し、SLSA に準拠したセキュアな開発パイプラインの実装を支援します。
AI に適した開発者ワークフロー
Advanced Developer Suite は AI モデルの署名と検証、およびインテリジェントなコードをサポートするため、チームは自信を持って AI を取り入れたアプリケーションを構築、デプロイ、管理できます。
コンポーネント | 機能のハイライト |
Red Hat Developer Hub | テンプレート、ドキュメント、ツールの一元化されたポータルにより、認知負荷とセットアップ時間を削減 |
Red Hat Trusted Artifact Signer | ソフトウェア・サプライチェーン全体で自動化された署名、検証、トレーサビリティ |
Red Hat Trusted Profile Analyzer | リスクとコンプライアンスのスキャン、ポリシーベースの修復 |
Red Hat Dev Spaces | 一貫したセットアップによるクラウドベースのセキュアな開発環境 |
Red Hat Podman Desktop | ローカル開発向けの軽量でルートレスなコンテナ管理 |
アプリケーション移行ツールキット | ガイド付きのワークロード移行およびモダナイゼーションツール |
Red Hat IDE プラグイン | 一般的な IDE 内での Red Hat エコシステム統合 |
アプリケーションのモダナイゼーションの加速とソフトウェア開発の効率化
Advanced Developer Suite は、開発ワークフロー全体にわたってセキュリティ、柔軟性、統合を必要とする先進的なソフトウェアチーム向けに構築されています。セキュアな開発者環境を拡張する場合も、CI/CD パイプラインを強化する場合も、Advanced Developer Suite はお客様の目標をサポートする技術基盤を提供します。
- サポートされる統合:OpenShift Pipelines、GitOps、Ansible、統合開発環境 (IDE)、GitHub など
- サブスクリプションモデル: ユーザー単位、またはコア単位
- 開発者環境:ローカル (Podman Desktop および IDE プラグイン経由)、リモート (Dev Spaces 経由)
- セキュリティ:SLSA (Supply-chain Levels for Software Artifacts) 準拠のポリシー、暗号化アーティファクトの署名、リアルタイムスキャン
- 今後の機能:検索拡張生成 (RAG) ベースの自然言語サポート、AI モデルの証明、Red Hat Lightspeed による AI のサポート
Advanced Developer Suite は、組織がリスクを軽減しながらハイブリッド環境やマルチクラウド環境でイノベーションを加速できるよう支援します。
Red Hat Developer Hub の詳細
Red Hat Developer Hub は、テンプレート、ドキュメント、ツールを提供する一元化されたポータルを介して、オンボーディングの迅速化とコラボレーションの向上に貢献します。詳細をご覧ください。認知的負荷が軽減され、開発者は信頼できる唯一の情報源を使用して作業できるようになります。
developers.redhat.com/rhdh で詳細を見る
ソフトウェア・サプライチェーンの強化
Red Hat Advanced Developer Suite は、自動署名、コンプライアンス適用、リアルタイムでのリスクの可視性により、開発ライフサイクル全体にわたってセキュリティを組み込むのに役立ちます。ソフトウェア・アーティファクト、AI モデル、アプリケーションがセキュリティで保護され、開発からプロダクションまで追跡可能になります。
redhat.com でソフトウェア・サプライチェーンのセキュリティを見る
Red Hat ツールで自信を持ってモダナイズ
Red Hat アプリケーション移行ツールキットを使用して、アプリケーションのモダナイゼーションとクラウドネイティブ・トランスフォーメーションを加速させることができます。リスクを減らし、自動化を進めてレガシーワークロードを評価、リファクタリング、移行しましょう。