オープンソースソリューションの世界大手のプロバイダーであるRed Hat, Inc.は本日、Critical Manufacturingと連携し、Red HatのテクノロジーをCritical Manufacturingの標準製品のコアインフラストラクチャに統合することで、製造業務をモダナイズすることを発表しました。こうした連携を拡大することによって、オープンソースソリューションをより高度な自動化と統合し、迅速なイノベーションとスマート製造プロセスの導入のための合理化されたソフトウェアアップデートの提供が可能になります。
Critical ManufacturingとRed Hatは2年以上にわたり協力し、産業部門におけるさらなるイノベーションへの道を切り開き、オープンソーステクノロジーに基づくスマート製造システムの展開をサポートするソリューションを提供してきました。この連携を通じて、メーカーは、より粒度の細かいアプリやエッジソリューション向けのCritical Manufacturingの拡張フレームワークとRed Hatの高性能エッジインフラストラクチャを組み合わせて活用し、製造現場での運用と自動化をスマート化する高い柔軟性と拡張性および、よりシームレスな統合を実現できるようになります。
Red Hat Device Edgeは、エッジ環境向けに最適化された本番環境に対応したインフラストラクチャを提供します。Red HatのMicroShiftビルドは、Red Hat Openshiftから派生した軽量KubernetesディストリビューションとしてRed Hat Device Edgeに含まれており、小規模なハードウェアフットプリントに合わせて調整された機能を提供します。これにより、メーカーはリソースに制約のある環境でもコンテナ化されたアプリケーションを効率的に実行できるようになります。Streams for Apache Kafkaは、リアルタイムのデータストリーミング機能を追加し、製造現場の全体におけるよりシームレスなコミュニケーションとデータフローを実現します。これは、迅速な意思決定に不可欠です。こうした連携により、お客様は次に挙げる主なメリットを実現できます。
- 向上した業務効率 - オープンソースツールを統合することで、メーカーは機敏性を高め、業務の非効率性に取り組み、最新のインダストリー4.0のテクノロジーをサポートできるようになります。
- シームレスな統合 - 当社のテクノロジーを統合することで、工場業務の最適化を目指すメーカーは、長い導入サイクルとサイロ化されたシステムを回避し、価値実現までの時間を短縮できます。
- ダウンタイムの削減 - 自動ロールバックとリソース使用量の最適化により、ダウンタイムが削減され、CPU、メモリ、ネットワークの使用量が最適化され、生産性が向上します。
Red Hatは、産業オートメーション分野の革新的なリーダーと連携して、あらゆる規模のメーカー向けに、よりスマートで効率的な生産プロセスを実現することに取り組んでいます。本日、Red Hat Device Edge 4.17を発表したRed Hatが目指すのは、企業が非常に離れた拠点や分散した拠点でタイムクリティカルなワークロードを処理する方法をモダナイズすることです。これは、メーカーが応答時間の短縮と信頼性向上に対する要求の高まりに応えるうえで、新しい低レイテンシーかつ準リアルタイムの機能が役立つことを意味しています。今回のCritical Manufacturingとの連携拡大により、自動車、電子機器、医薬品など、製造面で高レベルの精度、機敏性、セキュリティが求められる業界に及ぶ数多くの新たなユースケースを活用できるようになります。
サポートコメント
Red Hat Edge Computingプロダクトマネジメント担当シニアディレクター Shobhan Lakkapragada(ショバーン・ラッカプラガダ)
「Red Hatが、Critical Manufacturingとの連携を拡大し、お客様に対してさらなる業務効率と機敏性を実現できることを嬉しく思います。よりシームレスな統合を実現する信頼性の高いプラットフォームを使用して、製造現場のITとOTを統合できるということが、Red Hat Device Edgeなどのソリューションを含むオープンソースソフトウェアによって、何度も証明されています。当社の業界をリードするソリューションと組み合わせることで、メーカーはより迅速なイノベーションを推進できるようになり、新しいエッジやAIワークロードなど、高まる業界の要求の先を行くために必要な柔軟性を得られるようになります。」
Critical Manufacturing エンジニアリング担当バイスプレジデント Adélio Fernandes(アデリオ・フフェルナンデス)
「今回の連携により、メーカーはITと運用テクノロジーを統合する統合プラットフォームを構築し、製造現場のデータを実用的な洞察に変換できるようになります。この統合により、メーカーは業務の機敏性、接続性、効率性を向上させて、急速に進化する産業情勢において成功を収められるようになります。」
その他のリソース
- 産業用途向けRed Hat Device Edgeについて読む
- Red Hat KubeCon + CloudNativeCon North America 2024 Newsroomでその他のニュースを探す
- Red Hatの絶えず変化する時代をナビゲートするエグゼクティブガイドをダウンロードする
- 産業部門向けRed Hatソリューションの詳細
その他のリンク
- レッドハット株式会社 について
- Red Hat newsroom について
- Red Hat blog を読む
- Red HatのX/Twitter をフォローする
- Red HatのFacebook に参加する
- Red HatのYouTube動画 を視聴する
- Red HatのLinkedIn をフォローする
- ABOUT CRITICAL MANUFACTURING
Critical Manufacturing, leader in the Gartner Magic Quadrant, provides the most modern, flexible, and configurable manufacturing execution system (MES) available. Critical Manufacturing MES helps manufacturers stay ahead of stringent product traceability and compliance requirements, reduce risk with inherent closed-loop quality, integrate seamlessly with enterprise systems and factory automation, and provide deep intelligence and visibility of global production operations. As a result, our customers are Industry 4.0 ready. They can compete effectively and profitably by easily adapting their operations to changes in demand, and opportunity.
- 将来の見通しに関する声明
ここに記載されている過去の事実に関する情報および討議を除き、本プレスリリースに含まれる表現は、1995年米国民事証券訴訟改革法(Private Securities Litigation Reform Act of 1995)が定める定義の範囲内で「将来の見通しに関する声明」に相当する場合があります。将来の見通しに関する声明は、将来の事業および業績に関する当社の現時点での仮定に基づいています。これらの声明には、様々なリスク、不確実性、その他の要因が含まれており、実際の結果は、そうした将来の見通しに関する声明で示されたものと実質的に異なる場合があります。このプレスリリースに掲載されている将来の見通しに関する声明は、その発行日時点の当社の見解を示したものです。法令により義務付けられる場合を除き、当社は、将来の見通しに関する声明を更新または訂正する義務を一切負いません。
###
Red Hat、Red Hat Enterprise Linux、Red Hat ロゴ、OpenShift は、米国およびその他の国における Red Hat, Inc.またはその子会社の商標または登録商標です。Linux®は、Linus Torvaldsの米国およびその他の国における登録商標です。