ツールキットのためのツールキット：OpenShift Virtualization に移行するための 7 つの学習リソース

世界中の組織はこれまで数十年にわたって仮想マシンを使用してきました。しかし、仮想マシン (VM) を別のハイパーバイザーに移行するという作業は非常に大変なため、多くの組織が継続して同じベンダーを使用し続けています。Red Hat の仮想化移行ツールキット (MTV) は、使いやすく、高度に構成可能で、最大規模の環境にも対応するよう自動化できるツールを備えているため、VM を Red Hat OpenShift Virtualization に移行するという複雑なタスクを容易にします。

ここでは、このツールキットを使用して VM を Red Hat OpenShift Virtualization に移行する方法を学べる 7 つの役立つリソースをご紹介します。

1.仮想化移行ツールキットの概要

ツールキットの基本的な概要を学び、Red Hat のランディングページで始めるために必要なあらゆることを習得しましょう。

仮想化移行ツールキットは、コストの高いレガシーハイパーバイザーから仮想化されたワークロードを移行しつつ、アプリケーションのクラウドネイティブ版を開発することを可能にします。レガシー・アプリケーションおよび COTS アプリケーションの場合、ツールキットを活用することでアプリケーションを OpenShift Virtualization にシームレスに移行し、インフラストラクチャのリソースを他の用途に割り当てられるようになります。

ツールキットは、Red Hat OpenShift のすべてのエディションで Operator として利用可能であり、さまざまな仮想化プラットフォームと通信するように簡単に構成できます。構成が完了すると、複数の VM を適切なタイミングで同時に移行できるようになります。

メリット：

• 簡単なインストール、構成、および既存の OpenShift インフラストラクチャとの統合
• VMware vSphere、Red Hat Virtualization、Red Hat OpenStack Services on OpenShift などの仮想化プラットフォームや OVA ファイルからの移行のサポート
• レガシーハイパーバイザーと OpenShift Virtualization 間のリソースマッピングによるネットワークおよびストレージリソースのカスタマイズ

2.Red Hat を使用して仮想マシンを移行する：インタラクティブ・チュートリアル

動的で魅力的なインタラクティブ動画を通して、vSphere から OpenShift Virtualization への VM 移行プロセスのほか、Red Hat Ansible Automation Platform を使用した移行の自動化について順を追って解説しています。これらのガイドでは、以下の内容を学べます。

• 移行計画を設定する方法
• VM の移行を開始し、監視する方法
• Ansible Automation Platform を使用して仮想マシンの移行を自動化する方法
• 移行された仮想マシンの詳細とメトリクスを確認する方法

3.手間のかからない VM 移行：成功への道筋を効率化 (登録が必要です)

この Web セミナーの録画には、仮想化移行ツールキットに関する情報および Red Hat Ansible Automation Platform との統合に関する情報が含まれています。Web セミナーの前半では、仮想化移行ツールキットプロバイダーの構成方法に加え、移行計画をゼロから作成する方法について学びます。

Web セミナーの後半では、大規模な VM 移行の自動化だけでなく、VM バックアップや Day 2 メンテナンス、ライフサイクル管理アクティビティの自動化プロセスにも Ansible Automation Platform がどのように役立つかについて概要を説明します。

4.仮想化移行ツールキットを使って、vSphere から Red Hat OpenShift Virtualization に仮想マシンを移行する

このブログ記事では、仮想化移行ツールキットのインストールと設定手順を詳しく解説しています。このステップバイステップ・ガイドでは、vSphere から OpenShift Virtualization への VM の移行を迅速に開始するために必要なあらゆる情報を提供しています。このブログ記事は vSphere からの移行に特化していますが、ツールキットはシンプルで柔軟性が高いため、ここで学ぶ概念は、ツールキットがサポートするどの仮想化プラットフォームにも適用可能です。

このブログ記事で学べることは以下の通りです。

• OpenShift 環境にツールキットをインストールする方法
• VM 移行のソースを表すプロバイダーを構成する方法
• 自社の VM の移行に関する移行計画の作成方法
• OpenShift Virtualization への移行を開始、監視、および完了する方法

5.仮想化移行ツールキットにおける移行フックの使用

ツールキットの便利な機能の一つで、移行プロセスをさらにスムーズにするのが「移行フック」です。移行フックは、ツールキット内の仮想マシン移行の前後で実行される Ansible Playbook です。移行フックを使用すると、移行の準備としてネットワーク構成を変更したり、移行用にアプリケーションを準備したり、さらには vSphere と対話して VM が移行済みであることをマークしたりすることもできます。

このブログ記事では、移行フックを適切に構成する方法を説明し、移行プロセスで正常に実行するように移行フックを作成および構成するための重要事項を提供しています。

このブログ記事で学べることは以下の通りです。

• 移行フックの概要および移行フックにできること
• 移行フックを使用するために必要な設定
• Ansible Playbook の実際の例を使用して移行フックを作成する方法
• 移行フックの実行を監視する方法

6.仮想化移行ツールキット： 現場からの FAQ

豊富なリソースを含む当ブログ記事には、VM 移行を実施する前にユーザーが抱える可能性のある主要な質問がすべて含まれています。ツールキットがサポートする移行の種類に関する質問への回答、パフォーマンステストの実施方法、移行計画の立て方について説明しています。

7.どこから始めたらよいかわからない場合、Red Hat のコンサルティング・サービスがあらゆる段階においてサポートします！

昨今では仮想化分野において数多くの変化が起きており、企業はライセンス費用の増加やベンダーロックインへの対処に追われています。既存のソリューションが組織に深く根付いている場合、年々増加するコストの悪循環を断ち切ることは非常に困難ですが、Red Hat コンサルティング・サービスを活用することで、Red Hat OpenShift Virtualization への VM の移行を単純化することができます。

Red Hat の専門家チームがお客様と連携し、以下の取り組みを支援します。

• 環境の評価
• 移行戦略の策定
• 仮想インフラストラクチャの堅固な基盤の構築
• ワークロードの移行

Red Hat テクニカルアカウントマネージャーは、OpenShift Virtualization を使い続ける中で組織が進化できるようサポートするため、共に取り組むことでさらなる価値を実現できます。テクニカルアカウントマネージャーはお客様の総合窓口であり、Red Hat 内でお客様のニーズを代弁する信頼できるアドバイザーです。Red Hat の専門知識と経験を活用することで、お客様の VM 移行プロジェクトは迅速かつ安定的で効果的になります。

仮想マシンの移行作業を単純化する

レガシーハイパーバイザーから OpenShift Virtualization への VM の移行は、一見困難に思えるかもしれません。しかしこのツールキットのリソースを活用すれば、移行の第一歩を自信を持って踏み出すことができます。

OpenShift Virtualization と移行ツールキットを、無料トライアルで今すぐお試しください。