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HPC (高性能計算) 向けの Red Hat Enterprise Linux が 2025 年に Azure Marketplace に登場します。

Red Hat Enterprise Linux for Microsoft Azure とは

Red Hat® Enterprise Linux® は、業界をリードする商用エンタープライズ Linux プラットフォームであり、Microsoft Azure での使用が認定されています。Red Hat とマイクロソフトを使用すると、急速に変化する競争の激しい市場で組織を成功に導く、安全性、信頼性、柔軟性に優れたハイブリッドクラウド環境を迅速にデプロイできます。

Microsoft Azure に最適化された Red Hat Enterprise Linux のパワー

Red Hat Enterprise Linux 10 および 9.6 で利用可能になった Red Hat Enterprise Linux for Microsoft Azure は、Azure サービスと統合されており、高パフォーマンスのために最適化されています。組み込みの Azure 固有の構成により、Azure ベースの Red Hat Enterprise Linux システムのパフォーマンス、統合、および可観測性が確保されます。 

既存の Red Hat Enterprise Linux サブスクリプションをクラウドに移行するか、従量課金制を選択して、存続期間の短いインスタンスのプロセスを単純化できます。Red Hat Enterprise Linux for Microsoft Azure は、Microsoft Azure Consumption Commitment (MACC) の対象であり、調達の柔軟性を実現する Red Hat の Hybrid Committed Spend プログラムの対象でもあります。

Red Hat Enterprise Linux for Microsoft Azure を使用すると次のことができます。

クラウドでのパフォーマンスの最適化

Red Hat Enterprise Linux for Microsoft Azure は、Azure のファブリックに密接に統合されており、パフォーマンスのために Azure 固有のプロファイルを使用して事前構成されています。イメージを頻繁に起動および停止する組織では、設定が保持されるため、起動するたびに同じイメージが維持されるというメリットがあります。

ドリフトの抑制

Red Hat Enterprise Linux のイメージモードは、コンテナの機能を活用して OS をブートコンテナイメージとして提供し、クラウドネイティブ・アプリケーションの開発と IT 運用を単一のパイプラインに効率化します。

可観測性とレポートの強化

Azure Monitor を使用してパフォーマンスおよび診断データを収集、分析、可視化します。Azure CLI (azure-cli) は、RHEL での Azure イメージおよびリソースの CLI 管理を提供します。Red Hat Insights を使用すると、単一のインタフェースからクラウド環境とオンプレミス環境を管理できます。

起動から実行時までのセキュリティの向上

Azure Confidential VM (CVM) は、機密 OS ディスク暗号化をサポートしており、転送中、保管中、実行している VM で使用中の顧客データを保護するのに役立ちます。セキュアブート、コンフィデンシャル・コンピューティング、コンフィデンシャル・ハイパーバイザーを使用して、Azure セキュリティ要件を満たすための追加機能を活用します。 

Red Hat Enterprise Linux と Azure を選ぶ理由

Red Hat Enterprise Linux と Microsoft Azure は連携して動作することが認定されており、クラウドへの移行における生産性、セキュリティ、運用効率の向上を支援します。

Red Hat Enterprise Linux for Microsoft Azure の 7 つの重要な成功要因を知る

Red Hat Enterprise Linux for Microsoft Azure

特長とメリット

移行と管理の単純化

IT チームと開発チームは、現在のスキル、プロセス、ツールを引き続き使用して、再トレーニングによって大きな遅れを生じさせることなく、クラウドとオンプレミスにまたがる環境を管理し、自動化することができます。Red Hat Insights (Red Hat サブスクリプションに付属) はオンサイト環境とクラウド環境で機能し、単一のインタフェースからすべての Red Hat Enterprise Linux インスタンスを管理できます。Red Hat Satellite または Ansible Automation Platform と併せて System Roles を使用することで、システムのデプロイメントと管理を強化することもできます。

柔軟性

Red Hat Enterprise Linux と Azure は、クラウドでの使用に最適化された共同開発の機能を提供します。また、組織が目標を達成するために必要な選択肢と柔軟性を提供し、クラウドで信頼性の高いセキュリティ重視のパフォーマンスを実現できるよう支援します。オープンソースのコンテナツールである PodmanBuildahSkopeo とも連携するため、コンテナを簡単に起動し、デプロイを管理し、クラウドでの新規アプリケーションの開発を加速できます。

統合

各地域の数百のクラウドプロバイダーおよびサービスプロバイダーでの使用が認定されているため、組織のビジネスに最適な IT インフラストラクチャを選択できます。認定ハードウェア、ソフトウェア、クラウドプロバイダーからなる大規模なエコシステムによってハイブリッドクラウド環境のカスタマイズが可能で、SAPMicrosoft SQL Server などの ISV ソリューションを含むニーズを満たします。

イメージビルダーツール

Red Hat Enterprise Linux にはイメージビルダーツールが付属しており、これを使用すると、ワークロードのニーズに基づいてカスタマイズされた Red Hat Enterprise Linux イメージを作成し、テンプレートとして保存して、クラウドのインベントリーにプッシュできます。独自の Red Hat Enterprise Linux 仮想マシン (VM) をプロビジョニングしたり、AWS Marketplace からプロビジョニング済みのイメージをダウンロードしたりすることができます。すぐにデプロイ可能な Red Hat 認定のゴールドイメージを使用することもできます。

組み込みのセキュリティとコンプライアンス

Red Hat Enterprise Linux にはアプリケーション・ストリーム、セキュリティコントロール、アップグレード、パッチが含まれており、これらはすべて 10 年間のライフサイクルによって支えられています。Microsoft Azure は物理データセンター、インフラストラクチャ、運用にまたがる多層型のセキュリティを備えており、運用セキュリティ機能も組み込まれているので、現在のセキュリティとコンプライアンスに対する高い期待に対処することができます。また、Red Hat サブスクリプションを持つ Azure ユーザーは、Red Hat 製品セキュリティチームから継続的なサポートを受けられます。

可搬性

Red Hat Enterprise Linux では、ワークロードとデータを常に最適な場所に配置できます。Red Hat Enterprise Linux をすでにオンプレミスで使用しているお客様は、Red Hat Cloud Access プログラムによってサブスクリプションを簡単に Azure に移行できます。プラットフォーム間でユーザーエクスペリエンスが一貫しているので、必要に応じてワークロードをオンプレミスに戻すことも簡単になります。

統合されたサポート

Red Hat とマイクロソフトは統合されたサポートチームを共同で設置しており、Azure プラットフォームで実行されている Red Hat エコシステム用に両社共通の問い合わせ窓口をご用意しています。これにより、受賞歴のある Red Hat のサポート部門を通じて、または Azure サポートチームと連携して、専門知識、ナレッジ、共同サポートにアクセスできます。

アップグレード

クラウドでの Red Hat Enterprise Linux のインプレース・アップグレードが、主要なクラウドプロバイダー上の従量課金制オンデマンド・インスタンス向けにサポートされています。

Red Hat とマイクロソフトがハイブリッドクラウドの複雑性の制御をサポートする方法を見る

今すぐ始める

Red Hat Enterprise Linux for Microsoft Azure を簡単かつ安全にご使用いただけるようになりました。Red Hat と Microsoft Azure は複数の購入オプションを提供しており、組織のニーズと調達プロセスに最適なオプションを柔軟に選択できます。

Red Hat Enterprise Linux を初めてご利用の場合

Red Hat Hybrid Committed Spend

クラウドサービス・プロバイダーはリソースと消費量に対して確約割引を提供しますが、Red Hat は Red Hat 製品の調達に対して確約利用料割引を提供します。Red Hat の Hybrid Committed Spend プログラムは、必要なときに必要な場所で Red Hat 製品を購入し、デプロイできる柔軟性を提供します。Red Hat から直接購入することも、Azure マーケットプレイスを通じて購入することもでき、Red Hat への合計支出額に基づいてボリュームディスカウントを受けることができます。

従量課金制

従量課金制ではコスト効率と柔軟性が向上し、マイクロソフトの Azure の確約利用契約 (Microsoft Azure Consumption Commitment) の対象となります。これを Red Hat Enterprise Linux の購入に使用できます。この使用量ベースのアプローチでは、使用したリソースの分だけ課金されるので、需要の変動に応じて迅速にスケーリングできます。環境をさらにカスタマイズするには、Microsoft Azure Hybrid Benefit を利用して、従量課金制と Red Hat サブスクリプションを切り替えることができます。

CentOS Linux からの移行

CentOS Linux 7 のアップデートとリリースは、2024 年 6 月 30 日をもって終了します。Microsoft Azure 上で実行される Red Hat Enterprise Linux は、オープン・ハイブリッドクラウド環境向けにインテリジェントなプロダクショングレードの運用基盤を提供します。Red Hat Enterprise Linux に移行して、フルライフサイクルサポート、大規模なパートナーエコシステム、ビルトインのセキュリティ機能を利用しましょう。


Azure を初めてご利用の場合

Red Hat Cloud Access

Red Hat Cloud Access を利用して、既存の Red Hat Enterprise Linux サブスクリプションを Azure に移行しましょう。Red Hat サブスクリプションのメリット (受賞歴のあるサポート等) はそのままで、サブスクリプションを Azure に移行できます。

Red Hat Hybrid Committed Spend でクラウド予算を最大限に活用する

Microsoft Azure Consumption Commitment (MACC) をさらに活用する

CentOS Linux からの移行

Red Hat Enterprise Linux for Third Party Linux Migration with ELS は、CentOS Linux 7 がサポート終了 (EOL) を迎えた今もユーザーがビジネス継続性を維持できるよう、4 年間の延長ライフサイクルサポートを提供します。これには高可用性 (HA)、Convert2RHEL ツール、Red Hat Satellite も含まれます。 

Red Hat Enterprise Linux for Third Party Linux Migration with ELS は Azure で利用可能になりました

関連資料

The Total Economic Impact™
Microsoft Azure 上の Red Hat Enterprise Linux

Red Hat とマイクロソフトが委託した Forrester Consulting Total Economic Impact™ 調査では、Microsoft Azure 上で Red Hat Enterprise Linux をデプロイすることによる財務上および運用上のメリットを概説します。この調査ではコスト削減と効率向上の重要な側面を取り上げ、クラウド戦略をどのように最適化できるかについての知見を提供します。

サポートが必要な場合

お近くの Red Hat に連絡して、お客様のニーズに合わせた計画を作成しましょう。