ユースケース

Red Hat Ansible Automation Platform による仮想インフラストラクチャ管理

概要

仮想化環境は、現代の IT にとって重要な運用プラットフォームとなっています。しかし、多くの企業は現在、岐路に立たされています。既存の VM の管理の改善に注力するべきか、あるいは、アプリケーションをクラウドネイティブな Kubernetes ベースのインフラストラクチャに移行してモダナイズするべきなのか。ここでもう 1 つ、別の選択肢があります。Red Hat の仮想化ソリューションを活用すれば、モダナイゼーションの準備が整うまで現行の VM を運用できます。

どちらの戦略を選択するにせよ、Red Hat® Ansible® Automation Platform は、プロビジョニングからパッチ適用、構成標準の適用まで、VM のライフサイクル全体をエンドツーエンドで管理し、Red Hat OpenShift® Virtualization に迅速かつ一貫して移行できるよう支援します。この柔軟なアプローチにより、タスクを自動化して IT 運用のスピードと効率を向上させると同時に、仮想化テクノロジーとそれに依存するアプリケーションへの投資を維持できます。

Ansible Automation Platform を活用して VM の移行をスムーズで再現可能なプロセスにする方法を確認する(動画の再生時間:2:40)

移行

自動化を使用して、仮想マシンを従来のソリューションから OpenShift Virtualization に迅速かつ確実に移行し、VM とコンテナを 1 つのハイブリッドクラウド・プラットフォームで管理します。または、仮想化に特化したソリューションが必要な場合は、Red Hat OpenShift Virtualization Engine をご検討ください。 

自動化

プロビジョニングからアップデート、カスタマイズ、デプロビジョニングまで、運用ライフサイクル全体にわたり、VM がどこで実行されているかに関係なく、日常的な VM 管理の一貫性を向上します。

オーケストレーション

統合された自動化プラットフォームによって、ネットワーク、クラウドサービス、セキュリティ要件などの関連インフラストラクチャを単一の包括的なワークフローで管理します。

使い方を見る

Ansible Automation Platform を使用して仮想インフラストラクチャ管理プロセスを自動化する方法をご確認ください。

特長とメリット

VM を一貫して大規模に移行

手動タスクを完全に自動化されたワークフローで置き換えて、VM を OpenShift Virtualization に大規模に移行します。インベントリーを作成し、構成を収集し、関連する VM をバッチで移行します。そして、インフラストラクチャをオーケストレーションし、Day 2 管理タスクを実行します。これらはすべて自動化による一貫性をもって実行されます。

ハイブリッドクラウド全体で正確にプロビジョニング

任意のクラウド・ソリューションまたはプライベートクラウド・ソリューション向けに VM を一貫してプロビジョニングし、デプロイされたマシンに標準構成とルールセットを自動的に適用します。これによってデプロイにかかる時間を大幅に短縮し、VM を想定どおりに動作させることができます。 

Day 2 オペレーションを自動化

エージェントのインストールと削除、オペレーティングシステムとアプリケーションへのパッチ適用など、VM ライフサイクル全体にわたる継続的な管理タスクを自動化します。需要に合わせたスケールアップやスケールダウン、証明書の更新など、テクノロジー間でタスクをオーケストレーションし、変化する状況に自動的に対応します。 

アプリケーションとインフラストラクチャのデプロイをオーケストレーション

マルチベンダー、マルチドメイン環境全体でタスクを調整し、管理します。アプリケーション、ネットワーク、クラウドサービス、データベースサービス、IT サービス管理 (ITSM) ツールなどの重要な IT コンポーネントとともに仮想化インフラストラクチャをオーケストレーションします。

VM ライフサイクル全体にわたってセキュリティリスクを管理

VM のプロビジョニングを自動化してコンプライアンス要件を満たし、ヘルスチェックを実行し、大規模なセキュリティ更新を実装します。VM をセキュリティおよび ID 管理システムに登録し、監査を効率化するとともに、ネットワークやストレージなどの関連インフラストラクチャに対して自動化されたセキュリティプロセスを実装します。

Red Hat で IT をモダナイズ

Ansible Automation Platform を使用して IT 運用を統合し、組織全体で仮想化環境だけでなく追加のユースケースも管理し、オーケストレーションします。Red Hat OpenShift を単一のアプリケーション・プラットフォームとして使用し、クラウドネイティブと仮想化の両方のアプリケーションとインフラストラクチャを運用します。

お客様の選ぶパートナーと共に自動化を実行

AWS

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VMware

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お客様導入事例

みずほ証券のロゴ

Blue Cross NC は、自動化された適応性の高い IT 環境を構築し、効率の向上とコスト削減を実現しました。2 年間で 7 万時間の労働時間と 85 万米ドル以上のコストを削減しました。

みずほ証券のロゴ

みずほ証券は、仮想サーバーのプロビジョニングプロセスの 90% 以上を自動化した結果、平均リードタイムを 3 日以内に短縮しました。

Red Hat、インフラストラクチャ自動化プラットフォームにおいてリーダーに選出される

Forrester Research は、The Forrester WaveTM: Infrastructure Automation Platforms (2024 年 Q4) で Red Hat Ansible Automation Platform をリーダーに選出し、戦略カテゴリにおいて最高スコアを付けました。

関連情報

Web セミナー

Day 2 オペレーション:自動化による VM およびインフラストラクチャ管理の単純化

Ansible Automation Platform が仮想インフラストラクチャの運用ライフサイクル全体の管理にどのように役立つかをご覧ください。 

概要

Red Hat で VM の移行と運用を自動化

Ansible Automation Platform と OpenShift Virtualization の併用によるアプリケーションとインフラストラクチャのモダナイゼーションについて、詳細をご覧ください。

ガイド

IT タスクを開始する

今すぐ自動化できる ITOps (IT 運用) の分野について関連資料を検索し、専門家のアドバイスを得ることができます。 

自動化の文化を育む方法

IT 運用を加速するには、自動化ファーストのマインドセットを取り入れ、包括的な自動化戦略を徐々に構築していくことをお勧めします。VM の移行と管理を自動化するメリットについて理解したら、新しいユースケースを試します。Ansible Automation Platform を使用すると、インフラストラクチャ、CloudOps、ネットワークおよびエッジの運用などのすべてを 1 つのプラットフォームから自動化できます。Red Hat サービスは、大量の手動タスクをより効率的な自動化されたワークフローに置き換える作業において、戦略を拡張し、自動化への投資を最大限に活用するための実用的な方法を見つけるお手伝いをします。

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