EX374
Red Hat 認定スペシャリスト試験 - Developing Automation with Ansible Automation Platform -
概要
試験の説明
Red Hat 認定スペシャリスト試験 - Developing Automation with Ansible Automation Platform - は、一般的なシステム管理タスクを実行する Ansible Playbook を作成する能力をテストします。
この試験に合格すると、Red Hat 認定アーキテクト (RHCA®) を取得する際の前提条件にもなる Red Hat 認定スペシャリスト - Developing Automation with Ansible Automation Platform - を取得できます。
この試験は Red Hat Ansible Automation Platform 2.5 に基づいています。
試験の対象者
Red Hat 認定スペシャリスト試験 - Developing Automation with Ansible Automation Platform - は、Ansible のベストプラクティス、より大規模で複雑なプロジェクトへの Ansible の適用、および Ansible Automation controller と Ansible Automation Hub の使用についての知識と理解を実証したいと考えている人や、次に述べるような業務の担当者を対象にしています。
- 経験豊富な Linux システム管理者
- DevOps エンジニア
- クラウド管理者
- その他の IT プロフェッショナル
受験の前提条件
- Developing Advanced Automation with Red Hat Ansible Automation Platform (AU374) を受講するか、Red Hat Enterprise Linux®、Ansible、Ansible Automation controller、Ansible Automation Hub で同等の実務経験を有する
- Red Hat System Administration III: Linux Automation (RH294) を受講するか、Red Hat Enterprise Linux および Ansible Automation Platform で同等の実務経験を有する
- コースの目的を確認しておくこと
- 無料のスキルチェックを受けて、この試験の準備に最適なコースを確認してください。
試験の内容
準備
試験の学習ポイント
以下のグループ化されたタスクを 1 人で実行する能力が求められます。
- Git の理解と使用
- Git リポジトリのコピー
- Git リポジトリでのファイルの作成、修正、プッシュ
- インベントリー変数の管理
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- ホストまたはグループごとに複数のファイルを使用した、ホスト変数とグループ変数の構造化
- 特殊な変数により、特定のホストに対して使用するホスト、ポート、あるいはリモートユーザーを上書き
- マネージドホスト用に複数のホスト変数ファイルを含むディレクトリを設定
- インベントリーファイルで使用されている名前を別の名前または IP アドレスで上書き
- タスク実行の管理
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- 特権の実行制御
- Playbook から選択したタスクの実行
- フィルターとプラグインを使用したデータ変換
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- ルックアッププラグインを使って外部ソースからのデータを変数に追加する
- ルックアップおよびクエリ機能を使用して、外部ソースから Playbook およびデプロイされたテンプレートファイルにデータをt取り込む
- ルックアッププラグインとフィルターを使って、単純なリスト以外の構造を使用してループを実装する
- フィルターを使用してネットワーク情報を含む変数を検査、検証、および操作する
- タスクの委任
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- 管理対象ホストのタスクを別のホストで実行する
- タスクによって収集されたファクトを管理対象ホストまたは制御ホストに委任するかどうかを制御する
- コンテンツコレクションの管理
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- コンテンツコレクションを作成する
- コンテンツコレクションをインストールする
- コンテンツコレクションを公開する
- 実行環境の管理
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- 実行環境を構築する
- 実行環境で Playbook を実行する
- 実行環境を Automation Hub にアップロードする
- 実行環境を automation controller で使用する
- インベントリーおよび資格情報の管理
- 高度なインベントリーを管理する
- ID 管理サーバーまたはデータベースサーバーから動的インベントリーを作成する
- インベントリーホストにアクセスするためのマシン認証情報を作成する
- ソース管理資格情報を作成する
- automation controller の管理
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- automation controller で Playbook を実行する
- Git または Automation Hub から automation controller にコンテンツをプルする
- Automation Hub から実行環境をプルし、その環境で Playbook を実行する
Red Hat のすべての実技試験と同様に、再起動後も自動で設定が維持されるようにする必要があります。
知っておくべきこと
準備
Red Hat では、試験対策として Developing Advanced Automation with Red Hat Ansible Automation Platform (AU374) を受講することを推奨します。
コースを受講することは必須ではなく、試験のみを受けることもできます。
Red Hat のトレーニングコースに参加することは、試験対策として重要ですが、試験の合格を保証するものではありません。それまでの経験、訓練、適性なども試験に合格するための重要な要素となります。
Red Hat 製品のシステム管理に関するさまざまな書籍や情報が提供されています。Red Hat では、そのような資料のいずれも試験対策ガイドとして公式に保証していません。しかし、そのような追加情報が理解を深めるのに役立つことがあります。
試験の形式
これは実践的な実技試験で、実際のタスクを行う必要があります。1 つ、あるいはそれ以上の仮想システムを与えられ、業務で実行するタスクと同様のタスクを実行することが要求されます。試験中、受験者はインターネットにアクセスすることはできず、資料や電子文書を持ち込むことも許可されません。持ち込みが禁止されている資料には、ノートや書籍、その他の資料が含まれます。大半の試験では、製品に付属のドキュメントを試験中に使用できます。
この試験は 1 つのセクションで構成され、所要時間は 4 時間です。
試験結果と通知方法
試験の正式な結果は、Red Hat Certification Central から送付されます。 試験官やトレーニングパートナーが受験生に直接結果を報告することは認められていません。通常、試験結果は米国の 3 営業日以内に送付されます。
試験結果には合計得点のみ記載され、個々の項目ごとの成績は通知されません。また、それに関するお問い合わせには回答しかねますので、あらかじめご了承ください。